私と親戚美は父方の遠縁で子供時代から仲が良く、当時同じ高校に通っていた。
クラスも1つ隣なだけだったから、よくお互いのクラスを行き来して、お互いの友達も交えて遊んでいた。
私も親戚美もグループ内にちょっといい感じになっている男子がいて、このままそいつらとくっつくのかなーみたいな青春をしていたw
ところがある日二人で行ったマックで親戚美が彼氏が出来たと言って来た。
私香は驚きつつも祝福。親戚美が好きだった男子が可哀相だなだなんて思ってた。
「どんな人どんな人ー?」
と好奇心いっぱいで聞く私に親戚美は携帯を出して写メを見せてくれた。
相手はスーツを着た社会人のすらっとした感じの大人で、
「親戚美社会人捕まえるなんてやるじゃん」
と思っていた。
それからマックに行く度に親戚美は彼氏に内緒で取った寝顔の写メとかメールなんかを見せてくれた。
親戚美によると彼氏は社会人でアパートで独り暮らしをしていると言う。
親戚美は土日にそこに遊びに行っているみたいだった。
私香は親戚美と遊ぶ時間が減って少しさみしかったけど、まあ親戚美が幸せなら仕方ないかと思っていた。
ところが親戚美が糞男と付き合い始めて二か月くらい過ぎた頃、親戚美のクラスのグループの子に呼び出しを受ける。
「どしたの?」
「親戚美ちゃんに彼氏いるじゃん」
「何かもう羨ましいよねw」
「親戚美ちゃんにいきなり言ったら動揺すると思って私香んとこに来たんだけど彼氏結婚してるよ」