ぷるる、ぷるる、がちゃ
「…」
「…もこさん?」
「はい…」
「ごめんね巻き込んで。まあ俺としてもさっきはあんま話しきけなかったしさ。あんな時間に来られてまあまあこっちも修羅場なわけよ。なんか彼女別れたがってるみたいだし。」
「はい…それは知ってました」
「ちなみに俺暴力とかしない人ね。で他に誰かいるなら教えて欲しいなと」
ちょっと黙ってたがもこが話し出した。
「すみません、多分馬場さん俺に好意持ってるんだと思うんです。俺は受け入れられないんですがちょっと色々相談にのってもらっていたので甘えてしまいました。本当にすみません。」
あっさり彼女を拒絶wwwwwwwwwドンマイwwwww
「え、じゃ彼女は俺のこと暴力男っつってもこの同情ひいてたってこと?」
「いえ…わからないですけと感で多分そうです」
感wwwwwwww
「俺はもこの悩みがなんか知らんけどさ、そうやって相談のりながらかっさらわれる事もあるでしょ?男ならその危機感わかるっしょ?」
もこまた無言。のち発言。
「いやあの俺本当に違うんです、馬場園さんに恋愛感情とか無理なんです」
ちょっとムッとしたのよw俺の彼女ここまで大否定かよ、それなのに近づいてたのかってw
「は?俺のことバカにしてんのかよww」
「違うんです俺女性無理なんですゲイなんです馬場園さんにそれを含めて今日色々言おうと思ってたんですっ!」
おうふおうふ
もこ談
彼女とはBARで知り合った。その時自分仕事上がりでベロベロ。
相手が男なのは伏せつつ彼女に愚痴る、彼女いつもの上から目線で諭す諭す、もこ感激ちょっと気力出る、連絡先交換
その後何度もメールのやり取り、BARでも何度か会い励まされたらしい。
「俺…今まであんなに真剣に話し聞いてもらったことなくて…すごく嬉しかったんです…なんか初めて恋愛相談とか出来て嬉しくて…」
ひいっくひいっく言いながら話すもこ。
「で、彼女がもこに気があるってどこで思った?お前どうしようと思ったんだ?」
「馬場園さんあれだけ自分の彼氏の自慢してたのに急に暴力とか言い出すし、ああまたかって思いました。どうしようとかないです、どうしようもないんです…」
もこも色々あったのかと同情した。