「あの・・・寝てるかな?二日酔いの薬買ってきたんだけど・・・」
と申し訳なさそうに俺に喋りかける。
「あとね。二日酔いには水分摂ったほうがいいんだってさ。これ、グレープフルーツジュースと貴方の好きなお~いお茶ね。あと、あんまり味がついてるのは気持ち悪くなるかもしれないから六甲の美味しい水も買ってきたから。 枕元においとくから、のめるようなら飲んでね」
そういって、グレープフルーツジュースのパックと、お茶と水の2㍑のやつ(でかっ)を置いた。
よくみると、嫁、顔洗ってないみたいなんだよな。
起きたまんま服だけ着替えて薬屋に走ったらしい。
「ありがとう」
そういうと嫁は照れて、
「いや、まぁ、お互い様ですから・・」
と言って
「ゆっくり寝て」
と言い残して部屋を出た。
一眠りして昼過ぎには多少マシになったので起きようかと思うと、嫁が調度おかゆをもってやってきた。
「とりあえずお腹になんかいれたほうがいいとおもって・・」
あつあつのお粥を食べながら、
「あー。なんか俺、結婚してよかったなー」
と痛感した。