敬老の日の次の日に、職員室を全員で強襲することにした。
紙袋にいっぱいに詰めた、千円もしない小物やら敷物やらを手渡して、怪訝な顔をしてる先生に、全員で満面の笑顔で言ってやったよ。
「敬老の日、おめでとうございます!」
プレゼントをもらってる手前、俺たちを怒れるわけもないし、ジジィ扱いをされるのは屈辱だろう。
そう思って俺たちはダッシュで逃げた。
あのジジィ悔しがってんだろうなー、とか昼休みに笑って話してたら、学年主任が俺たちの教室にやってきて
「○○先生、すごく喜んでらしたわよ、生徒からのプレゼントなんて初めてだ、って」
よくわからんが褒められた。
どうしてこうなった。