車道側のベビーカーの隣をすり抜ける際、さりげなくストッパーを足で作動させたのは私の美しい秘密。
無事に杖の人を誘導でき、何度もお礼を言われ見送った後、急いで友人の元に。
待っていてくれた礼とお詫びを言うと、彼女は笑いながら許してくれた。
そこに悲鳴が。
車道側のベビーカーが動かない。
母親が必死で押しても引いても動かない。
後ろは渋滞が始まり、
「早くしろよ。邪魔なんだよ」
という声が。
怒号も聞こえ、子供たちはぐずりだす。
焦る母親。隣の母親たちも困ったようにおろおろ。
友人からは
「通りすぎる時に蹴っ飛ばせばよかったのに」
と言われたがさすがに子供に罪はない。
そのままにして店を後にしたが、あの母親たちはストッパーのことにいつ気づいたろうか。
福祉福祉、子供を大切にと言うけれど、本当に困っている人を助けられることが一番だと思います。
勇気を出して声をかけてよかったです。