娘「おじちゃん達が一番嫌い!お母さんが可愛そう!
お母さんの嬉しい日なのにどうしておめでとうって言えないの!
お母さんずっと楽しみにしててずっとニコニコしてたのに!
嫌とか嫌いとか、嬉しい日には言っちゃいけないんだよ!
おじちゃん達が喧嘩したら嬉しい日じゃなくなっちゃう!」
って泣きながら大声で叫んだんだ。
当然会場は静まり返って注目集まる。
まあ7歳児に国の話を理解しろとか無理なわけで。
親の悪口言われたと思ったんだろうな。
叫んだ後も泣き続ける娘に、新郎が近づいて頭なでながら司会からマイクを受け取って
新郎「国がどうとか政治がどうとか、難しい話は分かりませんが、
私はこの国に生まれて、○○(新婦)と出会い、この子達を授かりました。
家庭に一切の不満がないと言えば嘘になりますが、不満も含めて家庭の幸せを感じています。
今こちらで談義された国に対する支持も批判も、日本が好きだからこそでてくるのだと思います。
考え方は違っても、お互いを想っているからこそぶつかり合う。
そういったところは家庭も国も同じなんでしょうね。
私には日本という国をよくする器量はありませんが、これから○○とこの子達でより良い家庭という国を作っていきます。
これが私の、今日来ていただいた皆さんに対するマニフェストです」
と、綺麗にまとめて会場は見事に拍手で収まった。
なんていうか、家庭をもった30半ば男の強さを見た。
このときの新婦の嬉しそうな顔ったら、見てるこっちまで幸せになるよ。
人の結婚式のDVDなんて絶対見ることないと思ってたけど、この場面だけは嫁と一緒に何度も見てる。