「Hey,Yoshi…. Is that a japanese NAMAHAGE? Are they NAMAHAGEs? Wow, what a day! NAMAHAGE yeah!」
とクレッシェンドを効かせながら喋りだし、しまいには指差して狂喜しながら「NAMAHAGE! NAMAHAGE!」を連呼して騒ぎ出した。
ビビッたのは俺だけじゃなかったが一番驚いたのはNAMAHAGE達だったようで、そそくさと荷物をまとめて他の車両に移っていった。
周辺からは「ナマハゲ…w」と押し殺した笑い声が聞こえるなか、ハーフは何事もなかったような顔で鼻くそを掘るジェスチャーをしてた。
何故か俺が恥ずかしかった。
暫くした後に連結器から隣の車両を覗いてみたら、NAMAHAGE達は今度は普通につり革に掴まってた。
ハーフいわく、「理屈の通じなさそうな日本人は外人の真似が一番」だそうだ。
ちなみにハーフは外人の真似をするときいつも俺をYoshiと言うが、これは俺の本名にかすりもしていない。