小学校低学年の時、知らない上級生(A)から目の敵にされていた。
Aは何故か自分の名前を知っていて、某芸人のネタで馬鹿にされたり、通りすがりざまに罵倒された。
なぜ自分がターゲットにされたのかも分からず、毎日登校時は恐怖を感じていた。
ある日、姉と並んで登校時にAが現れたが、姉に気づいて走り去っていった。
姉が
「うわアイツマジウゼェ」
と呟いたので、知り合いか尋ねると同級生だと教えられ、顔を見ると喧嘩するような険悪な仲で、常に姉有利だった為に自分がとばっちりを受けていたと知った。
Aの動機は分かったが、あまりの理不尽さに腹が立った。
数日後、遊びに行こうと自転車に乗っていたら前方に徒歩のAがいた。
友人(B)と二人で下校中だったらしいAは、前から来た自分に気づいた。
Aが足元に手を伸ばし、何かを投げたのが見えたと思ったら、自転車にガン!と衝撃があった。
ビックリしてブレーキをかけると、笑い声と共に石ころが何個も地面に転がった。
上級生2人がかりで投石された事より、買って貰ったばかりの自転車に傷が入ったのだ。
それに気づいた私は…