
父親がある日ブチ切れた。
アッラーフアクバル!!と叫び、アパートの薄い壁を思い切りパンチして、拳から血をダラダラ流しながら、我々の顔に自分の濃い顔を近づけ、がっ!だっ!つっー!けーnusai!!と何回も言う。
血走った目とか、キレ方とか、本当にマジで怖かったし、日本語が不自由すぎるパパがちょっと可哀相になったから、とりあえず兄弟全員でお金を出し合いコンニャクを3つプレゼントした。
(ドラえもんの翻訳コンニャクの意味でパパの日本語がうまくなるように、と)
そしたらパパは偉い喜び、なぜかコンニャクをまるごと生で3つ食べて、私達や母親から日本語を必死に教わり、一年くらいで本当にめきめき日本語が上手くなった。