その次の日には職安で面接を予約して、その週のうちに仕事と新居を決めてきた。
元夫、何故かびっくりしてたけど、どうして私が何もできないと思い込んでたのか。
薬剤師だし、結婚前までそれなりのところで働いて、それなりのキャリアがある。
今は賃貸契約だって保証会社入れれば保証人いらないし、前家賃すらかからない物件だって昨今は珍しくない。
独身時代の定期を崩せばしばらく無職でも十分に生きていけるし、むしろモラハラ夫なんざ邪魔。
奴隷のように鎖でつながれてるわけじゃないんだし、自分の意思で出ていける。
家にほとんど私の荷物なんてなかったから、貴重品持ってビジホ転々としてそのまま新居へ。
そのまま1度も帰らずに弁護士挟んで離婚申し出たら、プライドの高い元夫は第三者に夫婦の問題を知られたことを恥じて
「男らしく印押してやるよ」
と同意してすんなり財産分与してくれた。
どちらが有責かわかるように形だけ慰謝料をくれと言ったら
「男らしく」太っ腹に払ってくれたので遠慮なくいただいて、そのまま離婚。
今月になって元夫から弁護士経由でお手紙が来た。
今月車検なので、それを払ってほしいらしい。
なんで私に払ってほしいって言ってくるんだ??と弁護士に聞いたけど、弁護士も??状態。
弁護士から夫へ連絡して話を聞き、離婚後の財産は完全に別であり、支払いなどできないと懇々と説教をかましてもらった。
それに対して元夫は
「そんなことなら払わなかったのに!」と言っていたという…。
私はお前のATMじゃねえよ、馬鹿か。