どこでもドアが欲しかった

40年前に祖父が買った土地が公園になってた。家を建てるので、ブランコや砂場などの撤去をお願いしたら…

time 2016/11/22

40年前に祖父が買った土地が公園になってた。家を建てるので、ブランコや砂場などの撤去をお願いしたら…

40年位前に祖父が自営業で繁盛していた時に、親父を含めた子供四人に
都心にほど近い別荘地を1ブロック700坪分を購入しました。
それぞれの子供が孫の時代になっても仲良く遊べるように
購入した時は親世代も子供だったんで、自分で建物が建てられるまではと
桜や紅葉を植えて、年に2回別荘地の地元の業者に草刈りを5年前にその業者が廃業するまで頼んでいました。 

別荘開発業者は水道ガスの引き込み工事前の20%ほど販売したところで破産した。 
祖父母が他界し遺産相続の話になって、叔父伯母のところには子供がいないことと、
遺言により俺にはその別荘地を残されたんです。 
早い話、親戚はわからん土地より老後のために現金を分けてくれたというわけです。 

別荘地の現状が別荘地の権利書をもらってネットで調べてみても、町名が変わっていて分からないので、 
当時付き合っていた嫁も見てみたいというので、一緒に元別荘地の地元の不動産業者を訪ねました。 

その元別荘地は近くに国道のバイパスができ、ショッピングモールができて、 
別荘地の残りの区画は、住宅地として他の住宅開発業者が再開発して20年以上経っていて、 
バスも運行していて充分に通勤圏内の住宅地になっていました。 


家を建てるかもしれないというと、不動産会社の担当者が現地まで案内してくれることとなりました。 
住宅街に入ると小学校や中学校もできて、大きな通りにはスーパーや専門店ができていました。 
公園もあってブランコや砂場、桜の下で花見をしている親子連れやグループでにぎわっていました。 
という事で肝心の俺の土地はその公園になっていました。

住宅街の真ん中にありながら20年前に住宅開発から外れたうちの土地は、
自治会にも入っていない飛び地で、春に桜が咲き、秋に紅葉が色ずく大きな空き地で、
5年前までは業者が草刈りのために来るので私有地のため立ち入り禁止の看板がついていたらしいです。
管理する者がいなくなって、何故か立ち入り禁止の看板がなくなったら、
老人会の一部のメンバーが草刈りして、花見を始めるようになるとブランコや砂場ができて、
芝生養生中とか囲われていたりで、いつの間にか公園のようになったらしいです。 

花見の時の場所の抽選、花見や紅葉時のごみ捨て、駐車場所の割り当てなど自治会で管理していると、
看板が立てられていたので連絡を取って、家を建てるので、ブランコや砂場、ベンチやゴミ箱の撤去をお願いしたら
当然のように老人会、児童会を中心に反対運動が起きました。

嫌がらせもあって途中、家を建てるのを諦めかけたのですが…

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