ガコン!
と音がして、カランカランと言う音が消えた。
と思ったら、目の前にトラックから外れたタイヤがぐいーんと自分たちのいる車線に突っ込んできた。
「うわああ、タイヤって外れるんだやばい、お父さん避けて!」
「うわああ」
慌てて車線変更したけど、タイヤって壁に激突しても止まらずにピンボールみたいにバウンドしてまた車線に入ってくるんだね。
そこは止まれよ!はじっこで倒れろよ!
と思いながら車線を斜めに横切ったりするタイヤを無事に避けて、なんとか生還した。
事故の情報は聞いていないので、その後事故は起きてないとは思うけど…今でもふと思い出して怖くなる。
あれから何年も経って車を運転するようになったけど、今でもトラックの近くは怖いから近寄らないようにしてる。