「○○君」と、昔の呼び名で呼びかけられた。
見ると、一見ホームレスの婆さんみたいなのが立ってた。
え、なにこれ、と思ったが、よくよく見ると元嫁だった。
まだ30代のはずなのに、なんかむちゃくちゃ老け込んでた。
髪はぼさぼさで、首回りとかもう穴だらけのトレーナー着てて、パッと見だけど肌もガサガサ、
どんな苦労したんだか知らないし知りたくもないが。
「久しぶり・・・」とか「元気そうで・・・」とかなんとか言ってたが、
こっちはもう顔も見たくないし思い出したくもない黒歴史。
「失礼ですが、自分雑巾に知り合いはいないので・・・」
とだけ言って逃げた。
子供がいなくてほんとによかったと思ってる。
それ以来その周辺には近づかないようにしてる。