
もう四十年前の話。
小学生だった俺は、姉(当時高校生)の命令で脅迫状作りを手伝わされた。
宛先はあるアニメの制作者と出演者。
姉とその仲間は今でいう腐女子で、そのロボットアニメの主人公と相棒(共に男)が「結ばれ」ないストーリーが許せず、主人公に思いを寄せるヒロインも気に入らないから、制作者とヒロイン役の声優に痛い目を見せてストーリーを変えさせたかったらしい。
俺の役割は、姉の書いた下書きと宛先を書き写し清書するのと、封筒に剃刀の刃を仕込んで開封しようとした人が手を切るようにすることだった。
姉曰く
「小学生の筆跡ならバレないし、仮にバレても警察は小学生をタイホしない」
とのことだったが…
