産んだのは、家のトイレ。
産声を聞いた瞬間に、反射的に首を絞めていた。
首を絞めたまま風呂場へ行き、はさみでへその緒を切った。
もう手を離しても動かなかった。
血がたくさん出て、しばらくその場に倒れ込んでいた。
いつ親が帰ってくるかわからなかったから、
はやくこの血だらけの状態を何とかしなくてはと思い
朦朧としながら床を拭いた。
自分の部屋に帰り、産まれた子の冷たくなった
身体を丁寧に拭いた。丁寧に丁寧に拭いた。
ようやく抱きしめて、泣いた。
次の次の日が燃えるゴミの日だった。
それまで隣でずっと一緒にいて、タオルにくるみなおした。
寝ているだけのような綺麗な顔をしていた。
身体には死斑がでていた。
バスタオルにくるんだあと、鞄に入れて、
更にごみ袋に入れた。
明け方こっそり家を出て、住んでいた団地の
ごみ捨て場へ起きに行った。
そのときはせめて火葬してあげたいと思ったんだ
昼過ぎに確認しに行ったら、なにも残ってなかった。
現在の夫はこの話を知っている。
去年末に子供を産んだ。
子供の面倒を見ながら毎日毎日、
針のむしろのような日々を送っています。
ここで話して楽になりたいと言うよりは、
誰かから責めをうけたかったので。
なにも証拠が残っていないうえに、今更警察に行っても
時効になってしまうようです(調べました)。
コメント
お前がタヒねば良かったんだよ!人殺し!!
by 胸糞 2017年5月25日 5:49 AM