「お前それ警察に行けよ!」って話になって、ちょうど上がりだった同僚の一人が警察署に付き添ってくれた。
開口一番「家が盗まれたみたいなんですけど…」と切り出した私に、警察官も「はぁ???」。代わって同僚が説明してくれた。
色々身分証とか見せて、同僚が「必要なら会社にこいつの証明書類持ってきますよ」とか言ってくれて、何とか私の身分を証明。
で、パトカーに乗って警察官と一緒に我が家へ。家の前の空き地にパトカーを停め、家の写真や車の写真を撮る警察官。
サイレンは鳴らしてなかったけど、赤色灯に気付いてリビングのカーテンの隙間から女の人が顔を覗かせる。
「ヤベッ!!!!」って顔して中から慌ただしい気配。警察官の人たちも慌てだして、つられてよく解らないまま私も慌てる。
「確保、確保ー!!」「裏口押さえろー!!」と怒号が響き渡り、気がつかないうちに近所の人も来て慌ててる。
鍋とオタマを手にしたエプロン姿のおばさんとか、「何、火事!?!?」とバケツ片手に飛び出してくるもも引き姿のおじいさんとか、もう騒然。
家に居たのは裾の余ったぶかぶかジャージの30代の女性と、土建屋さん?な作業着の茶髪に唇ピアスの男性、それと5歳くらいと3歳、2歳くらいの子供(♂、♀、♂)。
警察官が暴れる男性と女性を押さえ込み、別の人が応援を呼んでから「とりあえず家の中の確認を」と言われて家に入り、絶句…
本当に唖然として言葉もなかったです…気に入って買ったカーテンにはウ●ンコついてるし…
中学の時に小遣いを貯めて買った本棚にはベタベタ仮面ライダーみたいなキャラクターもののシール貼ってあるし…
リビングには足の踏み場も無いほど缶ビールの空やコンビニ弁当の空が散らばってて、なんだかすえた臭いがするし…
洗面台は抜け毛だらけ、化粧品の空もあちこちその場でポイ。しかも「試供品」とかシール貼ってるのもある
とりあえず、枚挙すれば暇が無いほど我が家は変わり果てていた。
不法侵入の現行犯ということで、男性と女性はパトカーに乗せられて行きました。
鑑識?の方が写真撮ってる中、他の警察官に色々質問されたけど、全部生返事で聞き流してました…ごめんなさい(‘A`)
同僚が率先してフォロー入れてくれなかったら、多分今でも何が何だか解らないままパニクってた気もします。
とにかく、このまま自宅で夜を明かすわけにはいかないということで、ホテルではなく慣れた会社の仮眠室でゴロゴロしてます。
警察からの説明では、その夫婦は「○○(私)さんから長期出張の管理を任された」と言い張っているそうです。近所にもそう触れ込んでいたと。
………でもすみません、私、アナタたちの顔も知らないんです(‘A`)
どうも警察官のニュアンスから、過去にもしょっぴかれた経験がある模様。
現状、警察や近所の方からの話を総合すると、
・夫婦は私が出張に行った直後から「管理を任された」と言って住み込んでいた
・侵入経路は、鍵の近くの窓ガラスを割って鍵を開けて侵入(セコム入れておけばよかったorz)
・水光熱費が自動で引き落とされる!これは管理を任された証拠!オレたちが住んでていいってゆう意味!(イミフ)
・夫婦は隣の市住まいで、アパートの家賃滞納で追い出される直前だった
・土建屋なダンナは私の家の建築にどっかで関わっていた。そんでダンナは嫁に我が家を見せる→「こんな家に住みたい!」
・ちょうど人伝に私が長期海外出張で留守宅の管理人を探していることを知る→「じゃあアタシたちが管理したげる!」
支援ありがとう。大体こんな感じです。現在進行形なので長々と引きずった割にはオチが釈然としませんが…orz
書きながら、最初は勢いがあったのに、段々切なくなってきて今涙目です…
色々自分の迂闊さが悔やまれてなりません(‘A`)