朝6時出社、夜0時退社、帰宅1時、持ち帰りの仕事片付けて寝るのが3時で、土日も強制出勤な生活を続けていたら身体が色々とおかしくなった。
朝起きると毎日鼻血、歯磨きをすると必ず出血、食欲、性欲ほぼなし。
手足のしびれというか感覚がなくなる、数秒前に考えていたことが思い出せない、といった症状が出た。
病院に行こうとしたが休みなど貰えず、家に近所に住んでいる社長が怒鳴りに来て無理やり出社させられたりで、あぁこれがブラック企業か…とあまり働かなくなった頭でぼんやり考えながら会社に出ていた。
そんなある日、会社で健康診断があるということでようやく数時間近くの病院で検査を受ける時間が貰えた。
上司からは
「病気になっていると判断されたら会社の迷惑だからとにかく体調はいいと医者に言えと」
言われたが…
病院で医者に顔を見られた瞬間ギョっとされた。
問診で色々聞かれたが、頭が働かないのでひたすら
「はい大丈夫です」
とだけ答えてたら
「大丈夫なわけないだろう!顔色で分かる!正直に答えなさい!」
と大声で言われハッとして上の症状を言った。
目隠しをされた状態で
「今から指に針を当てます、当たったら答えて」
と言われたが一向に当てて来ないので
「あのーずっと待つのは勘弁してほしいのですが…」
と答えると
「これヤバイわ ○○ 病院(近くの大きい病院)の先生に連絡取って」
と看護婦さんに伝えて周りが慌ただしくなりました。
あれーなんかやばいのかな?と思ってそわそわしたら看護婦さんに手を持たれて
「大丈夫ですよ、安心してください」
と笑顔で言われてあぁ癒されるなぁとホッとしてふとゆっくり目を閉じてしまいました。
で、目を開けたらついさっきいた病院とは違う所のベッドの上に寝ていて周りには母親や叔父叔母従兄弟全員が居ました…