どこでもドアが欲しかった

子供ができてデキ婚するはずだったA子が突然婚約破談→さらに…

time 2016/12/01

子供ができてデキ婚するはずだったA子が突然婚約破談→さらに…

B子とC男は両親に反対されながらも結婚し、披露宴も一応した。 
(ただ、B子両親も親族も来ず、C男親族とB子友人のみの披露宴だった)

ところがしばらくして、C男からA子に復縁を迫る手紙や電話がくるようになった。 
「一時の気の迷いだった」「やっぱり俺にはA子しかいない」「あの時は悪かった」「やりなおそう」 
既に子供は堕胎した後で、B子のお腹は日に日に大きくなっているのに、何を言ってるんだと怒ると 
「B子から強引に誘われたから応じてしまっただけで、本当に好きなのはA子だから。 
A子がいないと生きていけない。頼むからやりなおそう」とさらに連絡が続くなか 
B子が「最近C男が冷たい。結婚しなきゃよかった」と大きなお腹を抱えて実家に戻ってきた。 

その日の夜遅く、C男がやってきて「話し合いたい」と言うが当然B子は拒否。 
ただ、既に電車はなく、話し合いはともかく事情を知りたいという両親はC男を家に泊めてしまう。 
そしてその夜、A子は突然夜中に何かにのしかかられて目が覚めた。 
C男だった。 
「A子…やっぱり俺はAちゃんが好きなんだ…な?いいだろ…」そういいながら体を求めてくるC男を思いっきり蹴り飛ばし 
さらに蹴りつけ「ふざけんな!!」と泣きながら蹴りまくり、そこら辺にある雑誌やらコップやらを投げつけた。 
予想外の反撃に急いで部屋から逃げ出したC男をさらに後から蹴り飛ばし、階段から蹴り落とした。 
この騒ぎで隣の部屋にいたB子はもちろん、下の階で寝ていた両親も起きてきた。 
C男は階段途中に引っかかったまま「やっぱり好きなのはAちゃんなんだよぉ…」と泣いていた。 
この時、一番怒るはずの両親は、あまりの状況に怒るどころか情けない気持ちになり 
C男を荷物ごと放り出すだけで終わった。 

この事件の後もC男はA子に執拗に復縁を迫り、 
閉口したA子は一人暮らしをはじめ、30代半ばで結婚。 
B子は離婚し父親のいないまま子供を出産しシングルマザーとなったが、 
次の彼氏が子供が嫌いだから、という理由で子供を実家に預け、 
結局この子はA子が引き取って育てた。

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