「旦那君妹属性はあるけどメイド属性は全くなかったと思いますよ。せめて姉属性ならお義姉さんも優しくして貰えたかもですねー。 知ってます?オタクって色々種類とか嗜好があるんです。 すっごく細分化されてて、海外にもたくさんいるんですよ。 オタクって自分が好きな物馬鹿にされたりすると本当に怖いから気をつけた方が良いですよー。 自分のこだわり馬鹿にした人をネットで見つけてコロそうとした事件もあった位なんですから。あ、何なんだったら詳しく教えますよ。遠慮なんかしないでください!でも義姉さんがそっちに目覚めたりしてー。 遅咲きですけど全然大丈夫ですよ。私の実家なんか三代続いてオタクですから!あはは」
と一人で笑って後ろからコトメを羽交い締め。
そのまま居間にGOして強制的に萌えキモオタの講義にお付き合い願いました。
講義というか一方的に話していただけですが。
自分友達と旦那の前以外ではかなり無口で大人しい方なので、1年分くらい喋った気分です。
話している間何度もコトメ抵抗と逃亡を試みましたが、直ぐとっつかまえて座らせました。
「まだ話は終わってないですよー?ここからがいいところなんでー(ニコニコ)」
って感じで最初に戻る感じです。
コトメはデブだけど小さいのであっさり捕まえられる。
時間はいいとも見終わるくらいから始めて、トイレ休憩挟みつつ旦那が帰ってくるまで(夜8時過ぎ) 。
旦那は始め状況が理解できなかったようですが、事情を話したら
「良くやった、GJ」
と言われ欲しかったゲーム買ってくれると約束してくれました。
旦那も昔から自分の趣味を馬鹿にされ(旦那もオタク)相当腹に据えていた物が有ったみたいです。
あれからコトメは、自分から私に話しかけることはなくなりました。