どこでもドアが欲しかった

企業の最終面接の面接官がなんと、父が略奪した母の元旦那だった→結果

time 2016/12/03

企業の最終面接の面接官がなんと、父が略奪した母の元旦那だった→結果

結果から言うと、他の面接者と変わらない対応で、彼もめでたく就職することができた。 
その後もこの件で嫌がらせ、物知り顔で対応されることは一切なかったそうだ。

数年後、無礼講の席で元旦那のこと。
顛末を聞く機会が一度だけあったそうだ。 

元旦那は再婚はしないで、子供一人を立派に育て上げたとのこと。 
騒動後は一大スキャンダルで針の筵だったとのこと(30年前は離婚=キャリア、人望を失うこと) 
それに耐え、温厚篤実な性格と努力により、異例の出世をしたこと。 
彼が就活しているのを知り、人物本位で考査すること、就職してからは、事情を知る周囲の者にそれとなく緘口令を轢いていたこと。 

それを両親に話したところ、涙ながらに詳しい事情を話してくれた。
内容は 
・当時、自身の父親は元旦那に可愛がられていた部下だったこと 
・自身の母親は同期入社の関係だったこと 
・飲み会の帰りに家まで連れられて数回行っているうちに、抜き差しならない関係になってしまったこと 
・自身は一人っ子で、その父親(祖父)が老人病院に入院していたこと、母親(祖母)が脚が悪かった為に、その地方から離れられなかったこと 
・逃げるように自主退社した父親なのに、家庭の事情を知っていた元旦那は慰謝料、養育費などの請求は思いとどまってくれたこと(当時の上司は部下の家庭の事情まで、事細かく把握していたようだ)

三男はその事情を聞いて、改めて元旦那の大きさを知り、男子はかくあるべきかっと感じたとのことだ。

今思い返してみると、両親の当時の基準からすれば、過度なるアツアツぶりは、一種の意地、彼らなりの贖罪があったのではないかと思っているそうだ。

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