ある日母が神妙な顔で話があると私に告げ
・義父が入院中から浮気していたこと
・相手の女性に赤ちゃんができてしまったこと
・離婚するけど、苗字はどうしたい?義父の姓のまま過ごすこともできる
こんなことを言われた。
学校で友人にからかわれたり詮索されるのも嫌だったのでこのまま義父の姓で過ごしたい、と母に話した。
母はしばらくゴタゴタするけどごめんね、と言い離婚調停をしているようだった。
離婚調停の間、調停の場で言われた好き勝手な主張に母は時々落ち込んだり泣いたりしているようだったが、私の前では普通に過ごしてくれていた。
いつの間にか調停も終わっていたある日、同級生の男の子の苗字が変わった。
義父の姓だった。
義父の苗字は、今でいうと佐村河内とか小保方くらいの珍しさで地元でその苗字=全員親戚、という状況だったので当然クラスの子にからかわれまくり、詮索され、親が言っていたのか心ないことを言ってくる同級生もいた。
母は怒って抗議してくれたり、こちらには何も悪いところはない、と言ってくれたりはしたが、小学校高学年のませた子供らには格好のネタだったようで、結局転校するまでの半年くらいがずっと修羅場だった。