あー、こりゃ正当防衛なるかな?
と髪の毛掴んでた右手首を思いっきり握ってやった。
「ぎひぃ!? 」
と、オッさんが手を離したスキに一気に腕をひねり上げてやった。
腕をひねり上げて大人しくなったオッさんをどうしようかと思案してると、周りの人が呼んだのか警備員が近づいてくるのが見えた。
そこで、オッさんの腕をわざと離して
「これに懲りたら自重しろよ、オッさん」
って小声で囁いたら、案の定殴りかかって来たので、そのまま暴行の現場を見た警備員にお持ち帰りしてもらった。
その後は、しばらく喚き散らすオッさんの断末魔を聞きながら、ガチャガチャを回す家族を眺めてた。