「かわいいー」と甥っ子の頭を撫でた。
どうなることかと固まる自分。
その様子を進行方向から見ていて、心配してくれたのであろうおじいさんが
突然乱入して、私と甥っ子と、DQグループの間に割って入って
「幼子のした事なんだ。許したれ」
と小刻みにプルプル震えていってくれた。
本当に突然の乱入で、自分もDQ達もびっくり。
DQオスの1人が、
「え?なんか俺ら今悪者なの?やっべ」
と笑い出す。
DQメスが
「うっそ!マジ!いやありえないし!」
とはしゃぎだす。
じいさん、プルプルと震えつつ息も荒い。
きっと無理して、でも甥っ子が危ないと急いで間に入ってくれたんだと判ると、
じいさんごといとおしく感じてしまった。
DQメスが「あーおねーちゃんが悪かった、ごめんねー」と
その吸殻をコンビニの外にある灰皿に捨てると、そそくさと
帰っていく4人。
じいさんにお礼を言うと、
「いやいや、ちゃんとゴミの投げ捨てを注意できたこの子が一番
偉かったですよ」と褒めてくれました。
なので甥っ子にはちゃんとご褒美におかし、2つ買いましたよ。
小袋のかっぱえびせんとグミ。
でも、キットカットのファミリーパックを掴んだ時、
「はいこれはとっても辛いからダメねー」
と戻したのは内緒です。