そのうんこ2人組んとこ行って、そんで
「帰れ」
って言った。
うんこ共は最初半笑いで
「はぁ?」
とか言ってたんだけど、マスターが
「いいから帰れ」
ってまた言ったら、奴らは
「まじむかつくんだけど」
「マジうぜぇキモイ」
って切れながら帰った。
俺はもう、ちょびヒゲを心底尊敬したね。
むかつくと思うことしかできなかった自分を恥じると共に。
そんで更に孫娘、
「あたしこのカバン大好きだよ?」
ってばあちゃんに笑顔で言った。
ばあちゃんすげー嬉しそうで、そんでちょっと泣きそう。
むしろ俺が泣いた。
我慢できなかった。
鼻水まで出す勢いで泣いてしまった俺はさすがに死ぬほどかっこ悪かったが、 ちょびヒゲのマスターと優しい孫娘はマジかっこいいと思った。
マスターと孫娘の武勇伝。