N「A、言ってなかったけど俺も高卒だぞ」
A「え。。。」
N「同期で年上だから指導するのは歓迎だが、お前のそれは自分が優越感浸りたいだけだろ」
A「あの、いや。。。」
N「俺から言わせてもらえば、大卒ってだけでお前はどんだけやってんの?要領と愛想で仕事できると勘違いしてねぇか?」
A「そんなことは。。。」
N「じゃあ聞くけど、お前と俺君、6万給料違うけど、俺君より6万以上仕事してるとでも?」
A「。。。してると思います。」
N「残念ながら上司として俺はそうは評価してないね」
A「え、例えばどんなところがでしょうか」
N「言われたことは無難にこなすけどそれだけのところ、上司の顔見てしか仕事してなくて自分の意見がないところ、とか。これ以上はまた今度二人でゆっくり話そう」
A「。。。」
N「俺はさ、この仕事って経験が全てだと思ってる。その面俺君はどんくさいけど一生懸命だし、自分で考えて仕事してるよ、結果的に要領悪いときも多いけどそこは回りがフォローしてやればいいしね」
俺「いやあのすいません。。。」
N「あーゴメンゴメン、だめ出しじゃないよ!まだ若いし少しずつ覚えていけばいいんだから!」
N「Aには悪いけど、俺は俺君が今のAの年になったとき、今のAの3倍は仕事できるように育てるつもりだよ、もちろん本人のやる気次第だけどね。
大卒ってだけで自分の方が上だと勘違いしてる人、うちの会社にも多いけど、俺君は君らが大学で遊んできた4年間、仕事の経験積むんだよ。
Aは大学いったからには当然俺君が今後4年間で学ぶこと並に勉強してないといけないし、俺君より4年もハンデあるわけだから俺君より頑張らないと、マジで消えるよ?
それと俺君、大卒は大学で高卒の俺らじゃ絶対しない勉強してきて、いろんな資格も取ってきてる訳だから、高卒は大卒以上に勉強と経験積まないと勝てないよ!」
俺含め全員シーン、N係長の上司達はN係長をからかってましたけど、その後のフォロー含めN係長が何故みんなから信頼されるのかよく分かる出来事でした。
それと同時に、AよりもAの近くに座ってた他の大卒組のほうが引きつってるように見えたのは気のせいじゃないはず。
翌日、あのあとN係長と二人で飲みに出たらしいAがN係長に謝罪。
N係長は、「お前が天狗にならない限り、俺の知ってる知識は全部教えるつもりだから心配すんな!俺だって係長になってまだ2年なんだぞ~、手探りなんだからお前らも察しろよ!上司としてはお前らと同じペーペーなんだから!」って笑ってました。
以後、Aとの関係も改善し、ヒラ同士で相談しながら仕事することが増えた気がします。
以上スカッとした話でした。
ただあの日以来、Aが
「この仕事は年齢や学歴じゃない、経験だ!俺らは同期のだれより経験積むんだ!二人で同期の誰よりも出世しようぜ!キャリア組見返そう!」って180度方向転換してしまい、若干うざいですが。