どうもA伯母さんに節目節目でお金を借りていた人が多かったみたい。
「下の子が受験の時はアテにしようと思ってたのに、行き先も告げず雲隠れなんて最低」
と怒っている叔母さんが代表格で、要するに「金づるが消えて迷惑」って意味だった。
そして現在、私自身が行き遅れw
運良く新卒で入った会社が肌に合ってそのまま勤続ウン十年。
自分がこの立場になって改めて、なんでA伯母さんはあんなに見下されていたんだろうと思う。
私も親の言うことを真に受けて彼女をバカにしてた一人で、後悔している。
毎年お年玉をもらってたくせになんであんなに偉そうにできたんだろう。
A伯母さんは自分の働いたお金で生活していて、誰にも迷惑かけていなかったし
むしろ周囲が彼女にたかっていたのに。
伯母さんが定年退職して速攻外国に逃げた気持ちが今ならわかる。
伯母さんがいなくなった後、あれほど頻繁だった親戚の集まりはガタ減りした。
今思えば彼女をサンドバッグにしてみんなが繋がってたんだと思う。
うちの父もA伯母さんがいなくなった途端ケチになったから、たかってたうちの一人なんだろうな。
伯母さんは生きていたら80歳くらいだからもう亡くなっているかもしれない。
一度でも謝りたかったと今更思ってる。