昔から玉の輿に乗るのが夢だった。
そのため、高校に上がると同時に地味ブスな友達は全員排除。
派手できれいなギャルにばかりすり寄っては男を紹介してもらっていた。
1人地味ブスな友達Aちゃんは、派手な友達と付き合う私をやんわりと止めてくれたが、地味ブスの嫉妬乙ということでシカトしていた。
派手な友達と合コンに行っても、元地味ブスな私がおしゃれしたところで生まれつき美人にかなうはずもなく、お笑い担当やパシリにされていた。
支払いはもちろん私。
完全に見下されてたんだと思う。
しかしブスな私でも物好きな男がいたのか、お金持ちで家柄もいい、しかもイケメンな今の旦那に一目惚れされ、とんとん拍子に結婚話がすすんだ。
調子にのった私はべらべらと自慢しまくり、やれ新居は都内の高級マンションだの車は何千万の外車だの、ハリーウィンストンのダイヤの婚約指輪だの、美人たちに見せびらかしまくった。
美人たちは表面上はへー、よかったねと言ってくれたが、でも騙されてるんじゃない?
まだ結婚は早いよ、あなたのどこが良かったのかねと嫌味を言われた。
イケメン金持ちと結婚した私へのひがみだろうと相手にせず、結婚式の招待状を発送した。
返ってきた招待状を見て唖然とした。
欠席、欠席、欠席…
高校時代から仲の良かった派手美人たち全員が欠席。
理由を聞くも、バイトが入るかもとか、旅行に行くかもしれないとかそんな理由ばかり。
私側の出席者は親族のみとなった。
そんな時、地味ブスと見下していたAちゃんから実家あてに電話がかかってきた…
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by ごんこ 2018年8月11日 9:14 PM