式が始まる前、友達と喫茶室で話していたら従兄が来た。
そこで彼が新郎友人として来ていると知り、また新郎は医者だということも初めて知った。
帰って友達に話すと
「知らなかった」「まぁ、どうせ私たち数合わせだからね」と笑っていた。
式も終わり教会の外でブーケトス。そこへものすごい音がした。
誰かが「事故だ!」と言った瞬間、新郎始め新郎側にいたほとんどが走り出した。
全員で向かうは事故現場。残されたのは新婦と新婦側列席者と新郎親戚一部。むくれる新婦。
しばらくして新郎だけ戻ってきたが、タキシードは血で汚れていた。
「すいません。まだかかるんですが、お前は帰れ。式の途中だ、と追い出されました」