我が家は特殊な形態の共働きなため、
家事は基本的に半々だが
育児はシフト表を作って
「何日は俺担当」「何日は嫁担当」という風に割り振っている。
俺の仕事は在宅でもできるので、育児担当の日は基本的に家にいる。
子供が望めば公園や児童館、図書館等に俺が連れて行く。
我が家のシステムは児童館の職員等が把握してくれているため
年度替りには多少奇異な目で見られることもあるが、
たいていすぐ皆慣れてくれる。
ある時、公園に子供を連れてきている若い父親と遭遇した。
見慣れない男で、
「最近妻と育児をバトンタッチした」と言う。
まあそういう家もあるわなと深い事情は突っ込まず、
「父親が育児のメインだと周囲の目が気になることもあるでしょうが、
誠実にやっていれば皆すぐに認めてくれますから」などと当たり障りのない会話をして終わった。
後日…
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児童館へ行くと入り口で止められた。
「?」と思っていると顔見知りの職員が走ってきて
「その人は問題ないから通して」と
止めた職員に言い、俺たち親子は通された。
さらに後日、スーパーのトイレで
「子供を使った痴漢がいるので見たらすぐ店員を呼んでくれ」
という内容の張り紙を見た。
もうおわかりと思うが、痴漢は例の若い父親だった。
「子供が洩らしてしまったので手伝ってくれ」と通りかかった女の子に頼み
トイレに入ったところを痴漢するという手口だったらしい。
卑劣なのが、狙ったのが女性でなく「女の子」という所だ。
大人に頼まれると小中学生の女の子は断りにくいという
心理を使用して痴漢を行っていたという。
ちなみに連れていた子は自分の実の子で、
リストラされた憂さ晴らしを痴漢行為で晴らしていたと噂で聞いた。
やっと育児する男が市民権を得ていた矢先の事件だったので
本当にガッカリしたし
目だった迷惑はかけられなかったとはいえ、
自分まで同類に見られるんじゃないかとしばらく怖かった。
イクメンゲス議員もそうだが、
悪事の隠れ蓑に育児を使うなと言いたい。