どこでもドアが欲しかった

喪女だった私の初めての彼氏「親友に裏切られて借金を負った。助けてくれ」私「どうやって?」→すると…

time 2016/11/30

喪女だった私の初めての彼氏「親友に裏切られて借金を負った。助けてくれ」私「どうやって?」→すると…

学生時代、全然異性にもてなくて、彼氏いない歴=年齢だった25歳の時、初めて彼氏が出来た。
ブスな私を可愛い可愛いって言ってくれて、色んな所に連れて行ってくれて、楽しくて幸せだった。

ある日彼が信じてた友人に裏切られて、その友人の借金を被ってしまった。
彼の家は母子家庭で生活も苦しく、とても母親には話せないと言い、彼が畳に額をこすりつけて
「助けてください」
と泣きながら言ってきた。

助けてあげたいのは山々だけど、世間知らずの無知で馬鹿だった私は、助けてあげる方法が分からない。
それで彼に言われるままにデリを始めることになった。

でも私みたいなブスに出来る仕事なの?と聞いたら、ブス専ってやつがあるから大丈夫だよと言い、ちゃんと話つけてブス専の客につくように手配させるからって言うので素直にそれに従った。

私、馬鹿過ぎ。脳足りんにも程がある。

で、ホテルの下まで連れていかれて部屋番号を言われ、デリバリーデビューのはずだったが、部屋のドアが開くと、脂ギッシュなおじさんが私をジロジロ舐めるように見たあと
「チェンジ」
と一言。

あの客はブス専だと聞いてたけど、チェンジってことは私はそれほどブスじゃないってこと?
でもブス専をあてがわれるってことはやっぱりブス?

混乱していたら彼が…

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