10年ほど前、25の時に、当時勤めていた会社で、派遣で働いていた12歳年上の女(元嫁)に夢中になってしまった。
その頃の俺なんて本当にガキで、行き遅れ女のいいカモだったんだろうと思う。
俺は昔からモテなかったし、恥ずかしながら25で童/貞だった。
仕事で失敗して凹みまくってる俺を励ましてくれて、仕事のフォローもしてくれて、お礼に飲みに誘ったら、気が付いたら宿泊施設で・・・www
そこから元嫁にのめり込んでしまったんだな。
俺、アホだったw
職場の何人かの先輩から
「あの女は止めとけ」
って注意された。
もちろん母親にも大反対された。
俺んち、父親が高校生の時に他界して、家に男は俺ひとりだったし、母親からしたら、まさか一回りも年上の女と結婚したいって言い出すなんて悪夢でしかなかったんだろうな。
でも反対されればされるほど盛り上がってしまったんだ。
ほんと、俺、アホだったww
元嫁は早く子供が欲しいから仕事は辞めるって言った。
俺も子供は欲しかったし、彼女の年齢からもリミットだと思ってたからOKした。
幸いというか、俺の実家は父親が亡くなったとは言っても結構裕福で、俺自身の名義の蓄えもン千万単位であったから、生活への不安は全くなかった。
結婚を許してくれないなら親子の縁を切る!みたいな啖呵まできって結婚した。
何度も言うが俺、アホだった。
悪夢は結婚してたったの三か月後に来た。
その日気分が悪くて早退したんだが、キャッキャキャッキャとはしゃぎながら電話をしていた元嫁は俺の帰宅に気付かなかった。
そこで信じられないような話を聞いてしまった。
相手は男。
甘えるように男の名を呼んでたから間違いない。
ぼんくら男(俺)を騙すのなんてチョロイ、あいつ多額の預金を持ってるから、派遣なんてみみっちい仕事しなくてこれから楽に遊んで暮らせる、少しずつ引き出して自分名義にすることだって簡単だ、保険もそろそろ受け取り人を変えて貰わなきゃねw
って、そんな話を楽しそうにしてた。
次いつ会えるの?なんて話もしてた。
俺、頭の中が真っ白になって、音を立てないようにそのままマンションを出た。
急な出張だと嘘をついてビジホに泊まった。
自分のアホさに一晩中泣いた。
その後は憎しみが押し寄せてきた。
しかし、あいつにとって誤算だったのは…