どこでもドアが欲しかった

専業主婦最高と信じている義弟嫁が活きた伊勢海老と鯛を料理すると持ってきたのだが…

time 2016/11/20

専業主婦最高と信じている義弟嫁が活きた伊勢海老と鯛を料理すると持ってきたのだが…

結婚できてお花畑全開の義弟夫婦。 
特に義弟嫁は、専業主婦→女の勝ち組と信じていて、いかに結婚が素晴らしいか、自分ができた嫁かを、義兄嫁である私や義母に語る。 
そんな中でも、特別、未婚の小姑(私の夫の妹で、義弟嫁から見ると義姉)がターゲットにされてて、 
「自分磨きなんてしている間に、いい男性はみんな結婚していっちゃうんですよ!」(自分磨きなんて小姑は言ったこと無い) 
「仕事は一回やめても続けられるじゃないですか!義母さんみたいに!」(小姑は某スーパーの社員、義母さんは子供独立後始めた別スーパーのレジパート) 

と、事あるごとに失礼なこと言ってきた。

私夫婦、義両親で叱るんだけど、義弟嫁は、心の底から善意のつもりで、小姑も相手にしていない風だったので、
今ひとつ義弟嫁には説教も効いていないようだった。

この前の新年会、義実家に集まったとき、義弟夫婦がホクホク顔で、生きた鯛と伊勢海老1箱を持ち込んできた。
義弟嫁
「やっぱ鮮度が命ですから!専業主婦ならこのくらいは!」
と、捌く気満々。
ニコニコしながら、
「お台所借りますねー」
と、義弟と共に奥へ消えていったは良いが、10分もしないうちに
「ぎゃー!」という義弟の声が。

驚いてみんなで様子を見に行くと、台所の床に散りばめられた伊勢海老・おがくずと、ビチビチと、シンクの中で暴れる鯛の姿。
義弟は、床に逃げた伊勢海老を捕まえようとするが、ザリガニ的なバック走で翻弄され、
義弟嫁は、なんとかまな板に伊勢海老を押さえつけるものの、上手く刃が入らず苦戦→伊勢海老床へ逃走→伊勢海老、義弟を翻弄のループに陥っていた。

見かねてみんなで伊勢海老を捕まえ、先に鯛を…と義弟嫁が鯛に手を伸ばすが、やはり鯛も床へ逃走→「何もしないで!」と、おがくずだらけの台所を拭きながら義母絶叫。

まさに修羅場の状況だったが…

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