どこでもドアが欲しかった

彼の家で寝ていると、すごい衝撃を受けて目が覚めた…

time 2016/11/17

彼の家で寝ていると、すごい衝撃を受けて目が覚めた…

「!!!???」

さすがにバッチリ目が覚めて、がばっと起きる。
そこには見ず知らずの女が。

「なによ!!あんたなによ!!!」
「???」
「いったいここでなにをqあwせdrf!!!」
「???????」

何がなんだかさっぱりわからん。けどすっげえ大声。
2mは離れてるのに耳鳴りがする。
とりあえず回りを見渡すと、転がったバケツ(大)と水浸しのベッド。
ベッドから飛び出したびしょぬれ猫。

なんとか自分の置かれてる状況が分かった。

えええ、私水ぶっかけられたの?5Lは入りそうなバケツだよ?
ああこいつ多分、私はA男の女だ!っていうんだろうなー。二股か。
鍵開けて入ってきたんだから、ストーカーじゃないだろうし。
ていうか、猫!猫が水被ってる!風邪ひくつーの!

いったん落ち着くと、なぜかとても冷静な私。
取り急ぎ猫を拭いて、猫がシャーシャー怒ってるのをなだめて、服を着る。(ノーパンTシャツ一枚だったwマヌケ)
その間もマシンガンのようにわめいている女。
いやアンギラス。

「なんで裸なのよ!てめえいったいA男のなんなんだ!!!」
→いやいや、分かろうぜこの状況だったら
「ふざけんな馬鹿野郎死ねよてめえこんなことしてqあwせdrf」
→日本語でおk
「猫触るなうざい死ねあばばばばば」
→おまえが水かけたんやん…

心の中でちゃかしつつ無言で服を着て、自分の飲んでたコーヒーのカップを洗って拭いて戸棚の定位置に戻す。
「そんなのどうでもいいわ触んな!!!!」
とか騒いでたけど丸無視した。

帰宅準備を整えて、玄関でいまだ叫びまくるギラスに向かって初めて言った捨て台詞。

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