後から一台のバイクが私の車の横で停車したのです。
バイクなら余裕ですり抜けられる筈なのに、わざわざ停車してくれている。
バイクのライダーさんも同じ気持ちだったのだと思います。
逆走車の運転者がかなり怒った顔でジリジリと車をバックさせはじめました。
私もジリジリ車を進めると、バイクもジリジリ進みます。
決してこの逆走車を逃がしはしまいと、逆走車の出方を見ながらゆっくり進みました。
そしてとうとう分岐まで逆走車をバックさせ、渋滞している幹線道路に合流させる事に成功しました。
やった!と思っていると、それまで無表情だったバイクのライダーさんが、少しにやっとしながら、グッジョブのAAのように親指を立てて走り去っていきました。
その姿はとってもかっこよかったです。
ライダーさん、昨日は本当にありがとうございました。