後ろから年下のバイトちゃんから救いの手が。
「薬ですか?私まだ口開けてないお水持ってるんで良かったらどうぞ。」
と天使の微笑で水を差し出すバイトちゃん。
Aは一瞬固まり
「あ、薬じゃないんだけどwwちょっと甘いものが飲みたくって~」
バイトちゃんは不思議そうな顔で
「そうなんですか、でもお金ないんだったらもうバイトも終わって帰るだけだし、家まで我慢ですね」
バイトちゃんはカバンをゴソゴソしだしてチョコレートと飴玉をAにあげた。
「疲れたら甘いもの欲しいですよね、ちょうど人数分あるんで皆さんどうぞ!」と私にもくれた。
お礼を言い、その日は解散。
また次のバイトで、小銭を貸して欲しいと言われるとまたバイトちゃんが助け舟を出してくれた。情けない。
私「すみません、小銭ないんですよ。」
バイト「どしたんですか、Aさんまたお金持ってきてないんですか?」
A「いや、小銭入れてくるの忘れてさぁ。でも甘いもの欲しいから。」
バイト「私と一緒ですね~、じゃあ仕方ないから二人して一緒に家まで我慢しながら帰りましょう、小走りでw」
とか言いながら小銭貸しの話をうやむやにしてくれた。
後日バイトちゃんと話したら、驚くような発言がw
私「この間はありがとう、小銭貸してって言われてどうしようかと思ってたんだ」
バイトちゃん「あれ嫌ですよね、あの人多いんですよ。親しい友達ならいいですけど・・・。
っていうか、タバコやらコーヒーやら甘い飲み物ぐらい我慢せぇよ!・・・って思いませんか。
それなかったらお前死ぬんか?あぁ?っていつも思うんですよ。
娯楽品じゃないですか、ジュースぐらいなくても別に困らない。お茶持ってるんですし。
財布にお金がなかったら我慢する、これ当たり前でしょう。」
少女マンガのヒロインのような可愛らしいバイトちゃん、へタレな自分はファンになりました。