どこでもドアが欲しかった

登山に行ったら、なぜかツアーの団体客が俺たちの後についてきたのだが…

time 2016/11/20

登山に行ったら、なぜかツアーの団体客が俺たちの後についてきたのだが…

ただ、動きがクソトロいもんで、避けたらずっこけて頭を石にぶつけて大出血。
うわぁ・・・とドン引きしてそのまま集合地点に向かおうとしたら、また話しかけられる(呆れ)
今度は別のまともそう(でもなかった)な人が
「ここがどこなのか教えてほしい、あと帰り道はどっちですか?」と。

「俺たちはこの先を進むつもりです、帰りたいなら来た道を戻ればいいですよ」と説明したんだ。
ただ、
「この時点で3時すぎ、帰るとしても麓に着くには8時ごろになってることが容易に予想できる。
ツアー客は30~40台だが、子供も多くて無理そうだ、なんとかできないか?君たちはどうやって帰るんだ?」
といろいろめんどくさい。
そして友達が
「私たちはこの先に車が着ているはずなんでそれで帰るんですよ」
と余計なことを・・・

案の定、乗せろだとか怪我人と子供だけでも乗せてくれと集ってくる始末。
「そんなに人を乗せられないし、そこで血をながしているアホは自業自得だ」
「携帯は圏外だから順調に降りることができたらすぐに管理人に連絡する」
と言ってやっと開放された。

そしてここからが我々の修羅場。
車で荒れ地を進もうとしたけど、予想外に時間がかかった。
最終的に車中泊をして麓に降りることができたのは翌日の朝8時。
もう疲労困憊コンパイラー。
それから管理人に連絡した所、もうすでに捜索隊が出たとのこと。
これで万事解決。
バカの勘違いに巻き込まれてた~だただ迷惑だった。

~後日談
後で管理人に聞いた所、ツアー客たちは全員命は助かったとのこと。
低体温症や凍傷になった子供がイたらしいけど、誰も死ななくてほんとよかった。

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