「ま、俺はそんなに気にしてないけど、一応常識だと思うから気をつけてね」
とダメ押し。
会いに行ったのに生理中だったとかいう愚痴を親友にこぼしてたことにも、
そもそもその日はまだ付き合っていなかったのにそういうつもりだったのかということにもとにかく幻滅した。
それでも、この電話の時はかなり酔っていたみたいだから、普段はこんなことないのかもと思い、そのまま付き合い続けること1ヶ月。
初めて私が彼の地元に会いに行った日のこと。
駅まで迎えに来た彼が
「紹介したい人がいる」
と会わせたのは例の親友。
正直会いたくなかったけど、一ヶ月前の酒の上での話を引きずるのも大人気ないと思って普通に
「こんにちは」
と挨拶したら、
「どーも。今日は生理じゃないよね?」
と開口一番に言われた。
あまりのことに無言で彼氏の方を見たら、彼氏は
「…えっまさかそうなの?じゃあ来た意味ないじゃん」
とのたまった。
男の人の本音なのかもしれないけど、せめて口に出さずにいてくれるくらいのデリカシーがほしかった。
「類は友を呼ぶ」とか、
「友人を見ればその人の性格がわかる」
とかいう言葉の意味がわかった気がした。
その場では呆気に取られすぎて怒りをぶちまけるタイミングを逃し、生理だと思い込んで明らかにテンションが下がっている彼氏を見ているのも嫌になって
「実はそうなの、おなか痛いから帰るね」
ととっとと帰ってきた。
このまま着拒で消えようか、それともお前はクズだと最後に言ってやろうかと家で考えていたら彼からメールが。
「今日は残念だったね、おなか痛いのに無理して来てくれたんだね、ありがとう」
とここまで読んで あれ?反省してる?と思ったら続き読んで噴いた。