「実はデブ専なんだ」
とそこで初めて告白された。
ちなみにダイエットする理由を彼は知っていたし、ダイエット中も
「無理するなよ」と優しくしてくれてたので、まさか痩せるのに反対しているとは思ってもみなかった。
しかし後に思い返してみれば
「今日は休憩日だよ」とやたらと甘いものを勧めてきていた。
「頼むからまた太ってくれ」と懇願する彼氏と、今さら何をと拒否する私、さらにそこに
「太っていると出産のとき大変」と自身の体験をもとに語る彼母(デブ)まで出てきてカオス。
彼は私の弁当をすり替えたり、目につくところにお菓子を置いてみたり、自宅に勝手にピザを送りつけてきたりと(ネット注文のため支払いは彼氏のクレカw無駄に親切w)何としてでも太らせようとしてきて、毎日が彼との闘いだった。
デブな私を愛してくれるのは嬉しかったけど、私の健康とか子供のこととかを何も考えていないんだと思ったら、あれだけ愛してたのにすーっと冷めて婚約破棄した。
職場交際だったので、その後がめんどくさかったけど、彼氏が余すところなく真実を暴露しまくったので、一部のデブ専を除いて、周囲が私に同情的になってくれたので助かった。
私と別れた後、彼は職場の太った女性数名からアタックされていたけど、デブ専なりにこだわりがあるらしく、彼の好みの太り方じゃないと拒否しまくったせいで、そちらはそちらで揉めて大変そうだった。
私は社外の人と交際して結婚したんだけど、最後まで彼から
「おまえさえ太ってくれたらすべて解決するのに」としつこくまとわりつかれて迷惑だった。
ちなみに元彼母とは未だに連絡を取り合う中で、私が痩せた方法やコツ、通った教室を教えている。
元彼母も順調に体重を減らしたんだけど、元彼はそれも恨んでいるらしく、心底知らんがなと思った。