急に目を泳がせる園長。
なんでも、泥ママと泥子を、荷物を持たせて帰してしまったそうです。
園長のとんでもない行いに驚愕していたところで、ようやく姉と連絡がとれ、すぐに姉が到着。
割愛しますが、そのときの姉と園長のバトルが激しく、姪が泣きだしてしまいました。
泥ママ宅に保母さんが電話したところ、泥ママ、夕飯の準備中だから来れないと言う……。
それでも保母さんの説得で、いかにも渋々といった表情で、再び園にやって来ました。
臨戦態勢の姉を押さえながら、また言い合いが始まるのかと思いきや、
「はい、これ」と、あっさりととったものを渡してくる泥ママ。
トートバックの中身も元通り。
ただ、菓子折りは4つあったのが2つになっていました。
泥ママいわく、
・これは私の物だと思ったけど、中身が違ったみたい。間違えたから悪くない。
・そっちが騒ぐから、引っ込みがつかなくなり中身をすり替えた。
・そっちも娘に危害を加えたからおあいこ
――あまりの変わり身の早さとお粗末な言い訳に、開いた口が塞がりませんでした。
再びバトルを開始しようとした姉を、
「ほら、間違いは誰にでもあるから!それに、同じ園のお母さん同士でしょう?揉め事は避けたいしここは穏便にすませましょうよ!」
と、急に穏やかぶって押さえる園長。
その物言いに、またも姉がきれそうになりましたが、別の保母さんが
「とりあえず、もう遅いし、姪ちゃんが疲れ切っている。お家に帰って姪ちゃんを休ませて、後日大人だけで話し合ったらどうですか」
とおっしゃったので、渋々帰宅することになりました。
ちなみに、残りの菓子折りの行方を尋ねたところ、「無くした。後で返す」と言われました。
これが事の顛末です。園長から私と姪に対する謝罪はありませんでした。
ちなみにその後、姉夫婦が園で再び泥ママと話し合うことになったのですが、
「泥さんは物を返した。しかも、姉さんは当事者じゃないでしょう?」
「間違いは誰にでもある。それを無理やり蒸し返そうとする姉さんはどうかしている」
「保育園は子供の場所。あまり大人同士で争わないでほしい。子供にも影響が出る」
などと園長に言われたそうです。
相手方は終わったことに何を騒いでいるの?うんざりしているの。といった態度。
ちゃんと泥ママと園長が私と姪に謝罪してくれれば丸くおさめようかと姉は思っていたらしいのですが、謝るどころか責める口調で、泥ママにいたっては返す予定の菓子折りさえ持っていなかったそうです。
皆さんがおっしゃっている通り、荷物を園のどなたかに預ければよかったです。
考えが足りず、姪に可哀相な思いをさせてしまいました……。