どこでもドアが欲しかった

あまりにもひどい圧迫面接を受けたので…

time 2016/11/20

あまりにもひどい圧迫面接を受けたので…

そこで我に帰ったおっさんはカバンから携帯を取り出すと「警察に電話します!(キリッ」と毅然な態度w
自分の立場をよくわかってないみたいなんで「無職なんで警察呼ばれても失うものなんて無いから」と言いつつ肩を抱き寄せると、
もう一度「ごめんくださーい」と室内に声をかけつつ、おっさんにも「はやく警察読んでください」と催促。
そうするとお風呂あがりの奥さんらしき人が「はーい」を玄関に出てきて「こんばんわ」とごあいさつ。
そしておっさんに「お客さんなら上がってもらったら?」と遠回しに開けっ放しのドアを何とかしろと言ってくる。

そしておっさんは「すぐに帰ってもらうから」とキョドりだす。
そしてやっぱりマンションの廊下でうるさくしてるのが悪かったのか、とうとう「こんばんわ~」と二人組のおまわりさんが登場。
自分は無職で失うものもないので怯えることもなく「ああ、こんばんわ」とご挨拶。
礼儀正しいおまわりさんは「こんな夜分にどうされたんですか?」と声掛けしてくると、
トチ狂ったおっさんが「この人はストーカーです!助けてください」ととんでもないことを言い出して空気は一変。
優しい笑みのおまわりさんは姿を消し、そこにいるのは犯罪と戦う警察官の顔。
真剣かつ真っ直ぐな眼差しで「お話を聞かせてもらえますか?」と詰め寄ってくる。

昼間はマザコン呼ばわりされて、夜はストーカー扱いされたんじゃたまったもんじゃないので自分の名誉をのためにも真実を告げることにした。
真剣な眼差しで「そんなことはしていません。ただ(おっさん)さんおの浮気の証拠写真を奥さんに見てもらいたいとお持ちしただけです!」と答えた。
しかしお巡りさんの応じる声よりも早く、そしてもっと大きな声が部屋の奥から聞こえてきた。
娘さん「最低~~!!!!!!!!」「まじぃ~!?!?!?」「ありえない!!!!!!」
そしてワンテンポ遅れて「本当ですか?」と驚きの声をあげる奥さん。
そして動揺してオロオロするおっさん。

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