どこでもドアが欲しかった

専業主婦最高と信じている義弟嫁が活きた伊勢海老と鯛を料理すると持ってきたのだが…

time 2016/11/20

専業主婦最高と信じている義弟嫁が活きた伊勢海老と鯛を料理すると持ってきたのだが…

私と義母、鯛も伊勢海老も捌けない。手の付けられない魚介を前に呆然としていると、早番だった小姑が帰宅。
台所の惨状を見て唖然。

小姑、義母が買ってきたものと思い、
「何で捌けないのに買ってきちゃったの?」
と義母に尋ねると、義弟嫁が
「ちゃんとできてたのに!」
と泣き出してしまった。

聞けば魚・伊勢海老を捌いたことは無く、ユーチューブで捌き方を見ただけだった。

ワンワン泣き出す義弟嫁に、みんな泣きたいのはこっちだよ…どうすんのこの魚…と肩を落としていると、小姑が義弟嫁に尋ねた。
「これ、どうするつもりだったんですか?」
義弟嫁、泣きじゃくりながら
「かっこよく捌いて、みんなに褒めてもらおうってぇ…」
「じゃなくて、どうしたかったんですか?お刺身とか焼き物とか」
と、小姑が聞きなおすと、わかんないと言ってまた泣き出してしまった。
それを見て、小姑が一言
「じゃあ、好きにしちゃいますね」と。

棒立ちになってる家族に次々と指示をする小姑
「弟、鯛の入ってた発泡スチロール、まだ捨ててないよね?鱗よけにするするから持ってきて。兄、ウチの分じゃ足りないから、そこのコンビニで氷買ってきて。 父さん、タライと、居間の戸棚から一番大きい平皿取ってきて。母さん、魚焼く網と大きな鍋出しといて。 兄嫁(私)さんは、弟嫁さんを床の間に持ってったら、すいませんけど台所手伝ってください」

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