どこでもドアが欲しかった

バイト中、クレーマーのお説教中に腹痛の波がきた。俺「トイレ行ってもいいですか?」→「ダメだ」→我慢の限界に達してしまい…

time 2016/11/21

バイト中、クレーマーのお説教中に腹痛の波がきた。俺「トイレ行ってもいいですか?」→「ダメだ」→我慢の限界に達してしまい…

高校生の時コンビニでバイトしてたんだけど、俺が働いてる夕方の時間に厄介なクレーマーが定期的に現れていた。 
そのクレーマーは
「声が小さい」
「挨拶がない」
「袋詰めが遅い」など心底どうでもいいことでベテランから新人まで幅広い層に難癖をつけてくる。

これだけならまだしも、そのクレーマーは難癖をつけた後に1時間ほど説教()をしてくる。
その説教の内容も「社会()が~」と始まり結局自分の自慢話だったり自分語りに帰結するクソみたいな内容。
そんなことで1時間も拘束されてりゃ当然作業に支障も出て、仕事が終わらず泣く泣く夜勤に引き継ぐというのがしょっちゅうだった。 

クレーマーが現れて2週間くらい経ったところで、ベテランのおばさんが店長兼オーナーに出禁の話を持ちかけたが、
「お客様は神様だから」
「どんなことがあろうとお客様は丁重に扱うべき」
とまるで話にならず、結局クレーマーの嫌がらせは続いた。 

一応体裁上店長も注意はするが、クレーマーはまるで聞く耳を持たず、逆ギレ。 

こんなのが2ヵ月くらい続いたある日、またいつものようにクレーマーが来店し、俺に難癖をつけ始めた。
その理由も
「態度が気に食わない」
という主観的で意味のわからない理由。
相手が相手とはいえ俺は普通の接客を心がけていたということを弁明したが当然聞く耳を持たない。 


しかも運の悪いことに、その日は出勤した時から腹痛があり、クレーマーのお説教中に腹痛の波が来てしまった。 

意を決して俺は
「お話のところ申し訳ないんですが、僕今腹痛がひどくてトイレに行きたいんですが、行ってもいいですか?」
と聞いてみたが答えはNo。
それどころかクレーマーは弱みを握って付け上がったのか嫌らしい笑みを浮かべて説教を続けた。 

腹痛が悪化し、いい加減頭にもお腹にも来て我慢の限界に達し… 

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