趣味とか感性が本当によく合って、一緒に過ごす時間がすごく楽しかった。
ただ一つ気になったのが、彼が妙に飲食についてのこだわりがあったこと。
こだわりと言っても「これはこうじゃなきゃ!」みたいなハッキリしたものじゃなく、彼自身もよく分からないけど「なんとなくこうじゃないと落ち着かない…」って感じ。
その後DVDをセットしたら炭酸飲料を用意してダラダラしながらスナック系を食べる。みたいな。
スナックはDVDを見ながら食べるもの、シュークリーム(コンビニの安いヤツでも)は落ち着いて食べるもの。
「どうせ食べるからいいじゃん」と両方いっぺんに食べるのはなんとなくイヤ。
泊まりの朝は、起きたらまず朝ご飯のパンを焼き始めて欲しい。
外に出るわけじゃないし、顔を洗うのは後にして、パンが焼けたタイミングで紅茶といっしょに朝ご飯を食べ始めたい。
↑みたいな事を付き合った当初にオズオズ言われて、別に私からしたら合わせるのがそこまで苦になる訳じゃないし(本当は起きたら先に身支度を整えたかったけど)、まぁ彼がそんなに気になるなら合わせるね、と従ったのが悪かったのかもしれない。
自分でも理由の分かっていない彼のこだわりが段々増えてきて、付き合ううちに彼と過ごす時の飲食がものすごく窮屈になった。
例えばまだご飯の時間じゃないから、と買っておいたクッキーを一つ食べたら嫌ーな顔をされる。
聞いたら「クッキーはご飯を食べた直後か、3時に食べるべきだと思う…」(その時は夕方だった)
お互いに寝坊して10時に起きた時、
「今の時間だと朝と昼が微妙だから、今ガッツリ食べて昼ごはんの代わりにする?それとも昼まで食べるの待つ?」と聞いたら
「今日の予定からすると昼は1時には食べたい。でも起きてからそれまで何も食べないのは何かいや。普通にパンを焼いて食べよう。」
「パンを食べたら私は昼が入らないから、お昼を食べるなら無しにしたいんだけど…」と言うと
「それはなんかイヤだなぁ~…とりあえず食べてみたら?そうしたら昼も意外と食べられるかもしれないし、そうしよ?」
とパンを焼かれて、結局お昼ご飯の時はお腹いっぱい。
でも「私は飲み物だけでいいよ」と注文しないでいたら、
「いや、ご飯の時はきちんと食べた方がいいよ。サラダだけでも頼んだら?」とゴリ押しで注文させられ、頑張ってサラダを消費していたら
「野菜だけじゃ変だよね。僕のご飯もたべな?一口でいいから、頑張って。」
こういう事が続いて、私も若干麻痺していたのでそれでも付き合っていた。