近所の愛犬ゴマちゃんは初産が死産の上、二度と赤ちゃんが産めなくなった。
そんなゴマちゃんが最近、親をなくした子猫のお母さんになった。
大切に大切に本当の子供のように可愛がってるゴマちゃん。
毎日家の前で子猫たちとひなたぼっこするゴマちゃんをみんな和んで見ていた。
ある日、いつものようにひなたぼっこしているのを見て、隣に座り仕事の愚痴とか話していたら、そこに通り掛かりの子供が「あ~子猫~」としっぽをつかんで引っ張った。
「かわい~子猫だ~」と撫でるのにはしっぽ振っているゴマちゃんもこれには怒った。
歯をむき出して怒り、しっぽでパンッと子供を叩いた。
子供は泣きながら逃げていった。
私はゴマちゃんの飼い主さんに一部始終を告げた。
しばらくして飼い主さんから、子供の親が怒鳴り込んで来たと話を聞いた。
子供はゴマちゃんに何もしてないのに噛まれた、と言い親はゴマちゃんを保健所に連れて行けと言ったという。
しかし…