どこでもドアが欲しかった

ヤンキーグループのパシリのAにいきなり殴られた弱い俺。そこで…

time 2016/11/22

ヤンキーグループのパシリのAにいきなり殴られた弱い俺。そこで…

俺が高2の頃

いつものよう帰り支度をして足早に帰ろうとしたら
「おい」
最初俺にかけた言葉とは気付かずにスルーした。しかし、
「シカトか?」
って言われて後ろから蹴り飛ばされた。

慌てる俺
俺なんかしたっけ?って思ってたら顎のあたりを殴られた。
ちょっと外れてクリーンヒットしなかったのに頭がクラクラして尻もちをついた。
しばらくグワングワンして立てなかった。

俺を殴ったのはAとしよう。
コイツはスネ夫みたいな奴で
ヤンキーグループのパシリみたいな奴だった。
ヤンキー達には媚びへつらったり、
肩パン食らってもヘラヘラしてるのに、
他の男子や女子に対しては異常なまでに強気だった。

「喧嘩しようぜwww」
は?せめて手出す前に言えや
俺がヨロヨロ立ち上がろうとしたらサッカーボールキックされた。
何発も。


俺は頭を守ってうずくまるしかなかった。

俺はしばらく学校を休んだ。
その間中ずっと奴の事を考えていた。
おそらく俺を選んだのは
一番小柄でオタクで弱そうだったからだろう。
俺は泣いた。
これほどまでに理不尽なことがあるだろうか。

そして、復讐を決意した…

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