バイト先に行こうと最寄り駅に行ったら、目の前にある公園で制服のままでタバコ吸ってるDQN高校生3人組を発見。
ここで俺が見逃して、彼らの人生を間違った方向に進ませるにはあまりに惜しい人材だったので、一番近くの交番の番号を調べて電話したところ、留守だから管轄の警察署に繋がった。
そこで現在の場所と状況を説明したところ、警察官を寄越してくれるということで、俺は公園が見える駅のホームから彼らの行く末を見守ることにした。
乗る予定だった電車きたけど、彼らが真人間になる過程を見なくては、俺の責任を果たせないと思ったので、バイトの時間ぎりぎりになるが1本電車を遅らせることにした。
さて…
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いよいよ電車が来るというところになって可愛いパトカーに乗った美人な婦警さんに精悍な警察官が現れた。
パトカーを見るなり1人のDQNが植え込みにタバコをさっと隠したのだが、
俺は、今そんなことをしたら彼の一生がまた歪んでしまうと思ったので、駅のホームから、
「お巡りさん、今ひとりが植え込みにタバコ隠したよー。」
と、優しく伝えてあげた。
彼は観念したらしく、タバコを回収してお巡りさんに渡した。
そこで電車が来たので、俺は彼らが真人間になって、素晴らしい人間になってくれることを祈りつつ、
公園に向けて敬礼したあと電車に乗ってこれを書いた。