下に妹が生まれたのが、自分が小学二年生の頃。
小っちゃくてかわいい妹はみんなのアイドルだったけど、それににしても
だんだん母親の対応が私に冷たくなってきた。
それまでは学校の授業参観・運動会・学習発表会等欠かさず来てくれたのに
妹が小さいからと一切来てくれなくなった。
あるとき父親が妹が一歳になっていたので、有給とって運動会に皆で行くよと
言ってくれたのだが、当日になると父親が出勤してしまっていて
母親から「これお弁当。」とそっけなく渡された。父親はデパート勤務だったので
土日も勤務の日が多くて居ない日も多かった。
それからも学校行事等は誰も来てくれない状態が続いた。家庭訪問だけは先生の訪問を
受けて母親が対応していた。
学校でいるものなどはちゃんと買ってくれるし、私物でも欲しいと言えばお金も渡して
くれる。でも母親は自分が妹にかかわるのを、嫌がり母親が盾になっていて
まったく接触もさせてくれなかった。
小学校五年生になった時に母親から学習塾に行くように言われた。自分の事を考えて
貰えて心底うれしく、頑張って勉強したが母親が受けるように指示したのは
遠方の中高一貫の寄宿舎付きの学校だった。
それでも指示に従わないといけないとそこに進学した。寄宿舎に残れないお正月と
お盆の時期は祖父母の家に行くように指示された。父方祖父母は優しくて楽しかったが
やはり家族に会いたかった。そこの学校では修学旅行で外国に行くために
連絡して戸籍謄本を送って貰った。中をみるんじゃないとしつこく電話で言われたけど
そのころにはもしかしてと思っていたので、中をみたら…