もう15年近く前の話。
当時、妹が留学のためにアメリカに行ってて、知らん間に金髪緑眼の旦那まで出来てた(留学なのに…)
「遊びに行っていい?」「いいよ」とのことで、のこのこNYへ。
JFKに着いて、入国審査を終えてゲートを出たら、ちょうど妹が待っているのが見えたから
スーツケースごろごろ引いて行こうとしたら、発砲音。
ふっと視線を動かしたら、女の人が撃たれて倒れた。
女の人のこめかみ辺りからは血が噴き出て、シン…と一瞬静まった後に、怒号と悲鳴。
犯人が銃をバンバンやりだして、近くにいた人で撃たれる人も出てきて阿鼻叫喚。
人々は逃げ惑い、私も慌てて椅子が並んでいるところの裏に隠れた。
ライフルとかじゃなくて普通の銃だったせいか、それとも単に下手くそなのか、
心臓とか頭に当たる人はいなかったようだけど、肩とか腹とかに弾が命中してしまった人もいた。
空港の警備(空港警察?)の人たちがやってきて、犯人とやり合っている間、gkbrしつつもう死ぬかと。
実際にはちょっと離れたところにいたんだけど、本当に怖くて固まっていた。
結果としては、犯人が撃たれて倒れたんだけど(弾切れもしていたみたいで、ホールドアップしたのに撃ったとか当時言われていた)。
その時、犯人がブッ倒れた一番近くのカウンターみたいなところの裏に妹がいて、
なんでか知らないけど、犯人をチョンチョンと突いたり、脈を取ったりしていた
そのため、仲間とでも思われたか、その後、足止め喰らった挙句に警察に連行されてしまった。
残された私は空港に置き去り。
ただでさえ眼の前で発砲事件を体験したり射殺死体を見たりして呆然としている上に、
頼みの綱の妹が連れて行かれてしまい、私は初海外で英語もほとんで喋ることが出来ず…