俺の働いてた会社が倒産した。
まあもとから吹けば飛ぶような中小企業だったんだが、
リストラ&無職という響きにこたえ俺は嫁にはいえなかった。
子供も小さいし、
2ちゃんねるの鬼女板では夫はATMとかよく聞くし(嫁にそんな素振りはなかったが)
嫁のこと愛してるのにATMすらになれない俺の価値って…
ていうか嫁のためにもどっかで死んだら保険入るくね?
再就職できるかどうか分からない俺は嫁と子供の負担にしかならない。
もともと嫁は俺より稼いでるんだし…。
そんなことを思って、嫁に2日間くらい打ち明けられなかった。
でも「このままじゃダメだ」と思い立ち、
遺言書を用意、保険を確認、清水寺から飛び降りる覚悟で打ち明けると、
「え?そうだったんだ…つらかったね、お疲れ様」と、あっさり。
頭をなでられて、ミルクをたっぷり入れた熱いコーヒーを出してくれた。
「ゆっくり次の仕事先、決めていいから、お互い協力しあおうね。まずは節約から」
と、嫁に笑って言われた瞬間、ああ結婚してよかった。と思った。
息子(2歳)に「ねー」と話しかける嫁。
息子はわけわからんながらも楽しそうだったwww
後日、義父と会う機会があったのでリストラされたことを報告すると…