どこでもドアが欲しかった

彼氏の友人が私にアプローチをしてくるように。彼氏に心配させたくなかったのでなあなあで済ませていると…

time 2016/11/23

彼氏の友人が私にアプローチをしてくるように。彼氏に心配させたくなかったのでなあなあで済ませていると…

私は家に帰ることも出来ず、ただ友達の車の中でバカのように泣き続けました。
友達はずーっとハンドルによっかかり、何にもいいませんでしたが、かえって助かりました。
落ち着いた私は、友達に詳細を聞きました。それによると、

・彼氏は23で結婚した。(私とあう1年ほど前)
・浮気はちょくちょくしている。(女と付き合っていたころから常習らしいです)
・今回は長く付き合いだしたのでちょっとおかしいと思った
・それでオレも参加するようになった
・私があまりに純粋なので本当に申し訳なかった
・それで気を引こうとしたが失敗した
・そんなに彼氏のことをスキとは思わなかった、
これはなんとしても別れさせるべきだと思った
・話し合いの後も別れていないと知り、卑怯な手をつかった
・私がまったく気がつかなかったため、今回の強硬手段に移った

ということでした。写真は友達がとったものだったらしいです。
浮気については彼氏には再三注意していたそうですが、まったく治る気配もなく、
ほとんど性癖のようだったらしいです。

私は彼氏と連絡を取ることも考えましたが、既婚の事実を知り、そういう気にもなりませんでした。
とりあえず友達にもう会う気はない旨を伝えてもらい、ぽっかり開いた穴とメールの来ない寂しさは
その友達に埋めてもらいました。(友達として、です。メールとか買い物に付き合ってもらったりしました。)

傷はまったく癒えないものの、彼がいない日常に慣れてきた頃、家に彼氏が来ました。
インターフォンごしに。
私はもう吐き気がしました。あんなに好きだったのに体が拒否するのです。
ストーカーに悩まされた過去も手伝い、私は嫌悪感をあらわにして帰れ、といったのですが、
家の周りをうろうろするばかり。
仕方がないので友達に連絡しましたが、平日だったためいきなりは来れず、
篭城することになりました。
鳴らされるインターフォンにおびえながら、彼氏が帰ってくれるか、家族が帰ってくるか、
友達が来るかをひたすら待ち続けました。

日が暮れかけた頃、原チャで友達が来てくれました。友達を見た彼氏はよう、と手を振りましたが、
友達は原チャを乗り捨てるや否や、彼氏を殴りつけました。そして回し蹴りを食らわせました。
2階からみていた私はあわてて玄関先へ行き、とめようと思いましたがいかんせん男同士、
私では止められません。仕方がないので冷静に警察を呼びました。
警察の人は、わたしがよくお世話になった派出所の人でした。
おまわりさんの制服が目に入ったのか、ふたりはぴたりと喧嘩を止めました。
「△△ちゃん、また?」
「スミマセン・・違う人ですが・・・」
「どっち?」
「えーとこっちデス」
彼を指したとき、彼氏がギョっとしたのがわかりました。
でも私の中では、彼氏はもう迷惑な押しかけでした。
「どうする?交番いく?」
おまわりさんに言われましたが、遠慮しました。そしてその場で
・迷惑だ
・既婚者と付き合うつもりはない
・今度家に着たら、調書とる
などと伝えました。彼はそうとうショックだったようで、フラフラしながら
「でも、好きなんだ」「まじめに付き合っていたつもりだった」と述べました。
友達がキレて暴言を吐きましたが、私も我慢が聞かなくて、
「ざけんなボケぇぇぇ!何が真面目じゃダボォ!お前、既婚のくせになにゆうとんのじゃハゲ!
お前もっぺん来て見ろ、また通報して、お前の人生メチャメチャにしたんぞ!」
という趣旨のことをもうちょっとキツく言いました。河内と神戸の方言をマゼマゼして。

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